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ニキシー管時計 7号機:コーヒーミルタイプの製作からフリマ出品までの記録 [ニキシー管時計]

<<< 7号機 (製作:2020年3月) >>>

◆今回の製作は、Barのオーナーからの依頼がきっかけでした。
4号機のコーヒーミルタイプを〇オクの出品でご覧になったようですが、ニキシー管IN-12(数字の"5"が"2"のひっくり返し)を使用したデザインだったので購入をためらったそうです。
前作の6号機の製作でニキシー管IN-16を使用したものを出品していたところに、問い合わせをいただき製作したものです。
イメージ.jpg

◆コーヒーミルは、〇カリで調達
ミル.jpg
サイズ(mm):底面125(W)x底面125(D)xハンドルトップ235(H)

◆コーヒーミルタイプは、4号機で製作したがIN-16を実装するのは初めて、
まずはテーブルソーでミル本体を上部分と下部分に切断して分割。
実装時の全体サイズや実装基板の配置、ニキシー管周囲のクリアランスなどの検討を重ねて、木工パーツを切削、切り出した。 (木工部材は5.5mmMDF材、3㎜ベニヤ、5mm角材などを使用)
実際には木工パーツを仮組み立ても、だめだめで、何回もやり直しの結果、大半は現物合わせの寸法調整でなんとか形になった。
最終的な木工パーツがこれ!
木工部材.jpg

◆全体の仮組
構造全体.jpg
この後に、全体塗装。
元々のコーヒーミル本体色と側面、正面になる木工パーツを色合いを合わせるのに苦労する。色を重ねて、濃いチーク色で落ち着いた。

◆電装パーツの実装
まずは、上部分のハンドル回転検知のLSWと下部分の引き出し開閉検知のLSWを取り付ける。
上下構造.jpg


◆ニキシー管、基板の実装
本機のコーヒーミルの内寸(W)が97mm、IN-16の実装基板(W)は、100mm。
基板両端をカットして、ギリギリ収まる。
電装.jpg
※基板サイズ(W)は、EAGLE CADでの基板サイズ制約と、FusionPCBの廉価発注サイズ(100mmx100mm以下)制約があり、取り敢えず最大サイズ100mmで設計していた。

◆完成
仕上げの塗装仕上げを行って、銘版を貼って完成。
完成.jpg

◆Barオーナーに完成連絡をし、〇オク経由でお買い上げいただきました。
また、他のデザインについても、ご要望があり製作の張り合いがでました。

イメージ.jpg
今回の出品画像背景のJAZZ LPは、コーヒーカップを眺め、何やら考え込む様子がジャケットになった、AUDREY MORRIS  "Afterthoughts" です。


◆IN-16実装基板、SW基板のサイズ(W) を 見直し
100mm → 80mm とし、メイン基板とサイズ合わせた。
FusionPCBに発注。 
FusionPCBの場合、基板サイズが100mmx100mm以下だと、1注文価格が1500円ぐらいで済み、納期も10日ほど、在庫基板を切った貼ったで改修する手間より新しく作り直した方が手っ取り早い。
基板.jpg
当面は、この基板で製作。


8号機の製作に続く
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コメント 1

しまやん

ものすごく手間暇かかってるのですね。
しかもすべての工程において記録されているのも素晴らしく思います。
by しまやん (2020-10-28 22:56) 

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